旅の基本情報

基本情報

時差

日本との時差はマイナス1時間。つまり日本が午前8時なら、マレーシアは午前7時になります。なお、マレーシアは赤道近くに位置しているため、日の出は午前6時半~7時ごろ、日が暗くなるのは午後6時半~7時ごろと、一年を通して一定しています。

通貨

マレーシア・リンギット(RM*)。100、50、20、10、5、1の6種の紙幣があります。リンギット以下の単位にマレーシア・セン(SEN)があり、1リンギットは100セン。50、20、10、5の4種のコインです。なお、マレーシア国内でのUSドル、シンガポールドル、日本円の利用はできません。(*RM1=約32円 2024年2月27日現在)

両替

町のショッピングモール内や路面にある公認の両替商でおこなうのが一般的です。空港、銀行、ホテルでも両替は可能です。両替商では、店先にレート表が提示されているので、両替前にチェックしましょう。また、到着日にそのまま国内線に乗り換える場合は、乗り換え前の空港で、または到着した空港で当面の費用の両替をしたほうが安心です。

クレジットカード

観光地や都市部では、ホテル、ショッピングモール、レストランなど、ほとんどの場所で主要なクレジットカードの利用が可能です。また、ホテルにチェックインの際、デポジットとしてクレジットカードの提示を求められる(ホテル代金支払い済み、未払い問わず)ことがあるので、持っていると便利です。ただし、小さな露店や屋台では現金払いが基本です。

チップ

基本的には不要です。もちろん、ホテルやレストラン、タクシーなどで気持ちのいいサービスを受けた場合は渡しましょう。5リンギット程度が相場です。タクシーや屋台を利用した際、おつりをチップとしてそのまま置いておくこともあります。

ビジネスアワー

金曜日に注意しましょう。イスラム教徒が多く暮らすマレー半島東海岸のエリアでは、金曜が休日の場所があります(この場合は日曜に営業)。それ以外は日本とほぼ同じです。公共機関の営業時間は月~木曜 8:00~16:15(12:45~14:00は昼休み)、金曜は昼休みが12:45~14:45と長くなっています。土曜は8:00~12:45の午前営業のみ。日、祝は休日です。ショッピングセンターは年中無休、21:00、または22:00まで営業しています。

飲み水

水道水は飲むのはおすすめしません。ただし一度沸騰させれば飲料可なので、ポットで沸かすホテルのドリンクサービスは安心してご利用ください。屋台やレストランで提供される水、氷も、基本的に沸騰処理をしているので問題はありません。心配な方は、ペットボトル入りのミネラルウォーターがスーパーやコンビニで買えるので、そちらをご利用ください。

お酒

レストラン、バー、中国系屋台などで飲酒が可能です。スーパーやコンビニでお酒を買うこともできます。ただし、地域によって、たとえばイスラム教徒であるマレー系が多く暮らすマレー半島東海岸などでは、お酒を販売している店はほぼありません。マレー系が経営する屋台や商店、インド系ムスリムの屋台でのお酒の販売はありません。

電話

マレーシアから日本への国際電話のかけ方
00 + 国番号(日本は81)+ 0をとった市外局番 + 電話番号。固定、携帯電話ともに最初の0は省きます。

マレーシアでの携帯電話番号の購入について
旅行者はプリペイド式のSIMカードを購入することができます。SIMロックフリーの携帯電話であれば、SIMを入れ替えて利用可能です。この番号には有効期限があり、一定期間不使用の場合は、たとえ残金が残っていても利用できなくなるので注意しましょう。 ※旅行者向け携帯電話のレンタルサービスはありません。

ネット環境

空港、バスや鉄道のターミナル、都市部のカフェやホテルでは、旅行者ご自身の携帯電話を使って、無料Wi-Fiを使用することができます。地方都市でも、ホテルや食堂などでWi-Fiサービスを提供しています。なお、ホテルよっては、ロビーのみ無料、客室は有料の場合もあります。また、これらは特定の場所での利用になるため、もっと頻繁にネット通信をしたい方は、プリペイド式のSIMカードを購入してデータ通信をおこなうか、出発前に、日本にてモバイルWi-Fiの有料レンタルを手配しましょう。もちろん携帯電話会社の ローミングサービスも利用できます。※ご契約の通信会社にお問い合わせください。

電気・電圧

電圧は220~240V、周波数は50Hz。日本で販売されている携帯電話、カメラ、パソコンなどのほとんどは240Vまで対応可能なので、変圧器なしでご利用できます。ただし、コンセントの電源プラグは3つの穴のBFタイプです。日本とは異なりますので、変換プラグをご持参ください。


服装について

気候・服装

マレーシアの年間の平均気温は約27℃。高温多湿の南国です。一年中、Tシャツ、短パン、サンダルといった夏の服装で過ごすことができます。意外に思われるかもしれませんが、日本の真夏のように35℃を超える日は少なく、朝夕は25℃前後と比較的過ごしやすいです。乾季と雨季があり、マレー半島東部やボルネオ島は10~3月、西部は5~9月が雨の多い季節になります。ただし、日本の梅雨のように一日中雨が降り続けることはあまりなく、最近は気候変動の影響を受け、時期はあいまいになっています。

通気性に優れたカジュアルウェア

速乾性にすぐれた服装をおすすめします。伝統工芸バティック(ろうけつ染め)を使ったサロン(腰巻)は、さらりとした通気性のいい綿素材のことが多く、手に入れれば、ホテルなどリゾートで快適に過ごすことができます。また、マレーシアの道路はでこぼこや段差がある場合が多く、高いヒールや歩きにくい靴は避けたほうが無難です。  

街歩き

1年中真夏のマレーシア。とくに日中は日差しが強くなります。街を歩く際は、帽子、サングラスを身に着けて。肌の弱い方は、日焼け止めを塗ることをおすすめします。熱中対策として、こまめに水分補給、休憩も取りましょう。日本のように自動販売機はありませんので、ペットボトルの水を持ち歩きましょう。  

建物内の冷房

外は暑いのですが、ホテル、レストラン、ショッピングモールなどの建物の中は、冷房が効いていて、ときに寒く感じることもあります。そのため一枚羽織るための薄手の上着があると安心です。また、高級レストランはドレスコードを定めている場合もありますので、カジュアルスマートの洋服も用意しておきましょう。  

寺院の見学

モスク、中国寺院、ヒンズー寺院などは人々の神聖な祈り場です。見学するときは、肌の露出を避けた節度ある服装を心がけましょう。たとえばノースリーブ、ミニスカートなどは好ましくありません。とくにモスクを見学する際は、女性は髪と手足を覆うスカーフやガウンの着用が必須。男性も短パンやタンクトップを着ている場合は、ガウンの着用を求められます。※モスクの入口で無料で貸出ています。  

高原散策やジャングルトレッキング

高原地では日中も涼しく、とくに朝夕は冷え込みますので、羽織るための長袖の服を準備しておきましょう。また、熱帯雨林のジャングルトレッキングでは、歩きやすい運動靴、靴下、また日よけや虫よけのための長袖シャツ、長ズボンがおすすめです。  


各エリアの気候

マレー半島 西海岸(クアラルンプール、ペナン島など)

一年を通して旅を楽しめるエリアです。とくに10~3月は晴れが続く乾季。4~9月は雨季にはなりますが、短時間のスコールがザーッと降る程度で、一般の旅行にはほとんど影響はありません。むしろ雨が降ると気温が下がり涼しくなるので、強い日差しが降り注ぐ乾季よりも街歩きにはおすすめです。クアラルンプールをはじめマレー半島の西海岸はモンスーンの影響がすくなく、ペナン島、ランカウイ島のビーチは一年を通して遊泳が可能です。

KL

ペナン

マレー半島東海岸(レダン島、ティオマン島、キャメロンハイランド)

美しい島々が魅力のマレー半島の東海岸は、モンスーンの影響を大きく受けます。11~3月は雨季になり、ときに激しいスコール、波が高くなるため遊泳は禁止です。レダン島やティオマン島では、ホテルも休業しますので、旅を計画する際は、この時期を避けて日程を組みましょう。キャメロンハイランドは海抜1800mの高地です。一年を通して平均気温は約23℃と過ごしやすく、とくに朝夕は20℃を下まわることも多いので、一枚上着を用意していきましょう。

コタバル

キャメロンハイランド

東マレーシア(ボルネオ島 - サバ州、サラワク州など)

モンスーンの影響から、比較的雨の多いエリアです。この恵みの雨が、ボルネオ島の豊かな自然を育んでいます。とくに11~3月が雨季になり、サラワク州ではときに激しいスコールが降ることもあります。またサバ州は、サラワク州と事情が異なり、標高4095mのキナバル山がモンスーンの侵入を防いでくれます。そのため一年を通して気候は比較的おだやか。キナバル山登山、またビーチの遊泳は一年中可能です。

コタキナバル

クチン

その他

▸ その他の都市の気候
▸ 更に詳しい情報・天気情報
▸ リアルタイム雨分布
▸ 大気汚染指数
0-50 問題なし / 51-100 やや不健康 / 101-200 不健康 / 201-300 大変不健康 / 301以上 危険
※指数が高いエリアへのご渡航には、マスクの着用やうがいのなどの対策を行ってください。  


緊急時の連絡先

公共ダイヤル

非常緊急(警察・救急・消防):999

緊急連絡先

クアラルンプール
● 在マレーシア日本大使館 / Embassy of Japan
所在地 11 Pesiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450 Kuala Lumpur
電話 03-2177-2760(代表) / 03-2177-2600(夜間・休日)
FAX 03-2167-2314
▸ 在マレーシア日本大使館

ペナン島
● 在ペナン日本国総領事館 / Consulate-General of Japan in Penang
所在地 28th Floor Menara BHL, No51 Jalan Sultan Ahmad Shah, 10050 Penang
電話 04-226-3030
FAX 04-226-1030

コタキナバル
● 在コタキナバル領事事務所 / Consular Office of Japan at Kota Kinabalu
所在地 18th Floor, Wisma Perindustrian, Jalan Istiadat, Likas 88400 Kota Kinabalu, Sabah
電話 088-254-169
FAX 088-236-632

●たびレジ(外務省)
▸ 海外へ渡航される皆様へ

日本語対応可能な医院

● Subang jaya medical Center / スバンジャヤ メディカルセンター
所在地 1, Jalan SS12/1A, Subang Jaya, PJ47500 Selangor
電話 03-5634-1212
FAX 03-5630-6075

● Pantai Medical Center / パンタイ メディカルセンター
所在地 No8, Jalan Bukit Pantai, 59100 Kuala Lumpur
電話 03-2296-0888
FAX 03-2282-3520

● Greneagles Intan Medical Center / グレンイーグル インタン メディカルセンター
所在地 No282&286, Jalan Ampang, 50450 Kuala Lumpur
電話 03-4257-1300
FAX 03-4257-9233

● Mahameru International / マハメル インターナショナルメディカルセンター (旧ジャパンメディケアクリニック)
所在地 107&109 Jalan Maarof, Bangsar, 59000 Kuala Lumpur
電話 03-2287-0988
FAX 03-2287-0968