ジョホール/ジョホール・バルJohor / Johor Bahru

マレー半島最南の州、ジョホール。大航海時代においても独立を維持し、その歴史を物語る独特の魅力があります。中心部はシンガポールからの影響もあり洗練された都会。海岸沿いはのどかな町と美しいビーチが広がっています。州都ジョホール・バルとシンガポールは、約1kmのコーズウェイ橋でつながっていて、陸路での国境越えが可能です。
アクセス方法
日本からのアクセス
          ●空路
クアラルンプールからは飛行機で約1時間
          ●鉄道
KTMでKLセントラルからゲマス(Gemas)で乗り換えJBセントラルまで約7時間。ウッドランドCIQからはシャトル列車利用で約5分。
          ▸ マレー鉄道ホームページ
          ●陸路
クアラルンプールから約4時間半、シンガポールからは約1時間半
          ※週末や休日前後のコーズウェイ橋は大変混み合います。時間には余裕を持ってご旅行ください
          ●海路
ベルジャヤ・ウォーターフロントフェリーターミナルからバタム島(インドネシア)、ビンタン島(インドネシア)行きのフェリーが出ています。
          ▸ フェリースケジュール
      
ジョホール・バル市内

マレー半島最南端の町、ジョホール・バル。JBの愛称で知られています。シンガポールへの玄関口という立地のよさから、アジアの拠点を目指して、さまざまな開発が進行中。アジア初のレゴランド・リゾート、デサル地区の高級リゾートなど、ここにしかない見どころが多数あります。これらは広範囲に広がっているので、事前に旅の計画をねりましょう。

スルタン・イブラヒム・ビルSultan Ibrahim Building
ジョホール・バル中心部にある州政府の庁舎。コロニアル建築とマレー様式がミックスした瀟洒な建物で、ジョホール・バルのランドマーク的存在。太平洋戦争中は司令部として使用されていました。事前に予約すれば、内部の見学も可能です。

スルタン・アブ・バカール・モスクSultan Abu Bakar Mosque
「近代ジョホールの父」(リンク)の名を冠したモスク。建築に8年を費やし、マレーシアに数あるモスクのなかで指折りの美しさを誇ります。シンメトリーのデザイン、立派なアーチ形の回廊、黒いドームを配した六角形のミナレット(尖塔)が特徴です。
          

ジョホールクラフトコンプレックスJohor Craft Complex
JBセントラルから車で約10分の場所にあるクラフトセンター。店内ではバティックなどの民芸品販売以外にも、バティック体験やマレーシアの伝統芸能作りができるワークショップを開催しています。
            有料体験
            コンパン、コンパンのキーホルダー、ワヤンクリ(影絵)のキーホルダー、バティック
            ※コンパンは所要時間4時間/要事前申し込み
            住所
            LOT PTB2002, Jalan Chernderasari,Off Jalan Datin, Halimah,
            営業時間
            9:00-18:00
          

マレー文化村The Malay Cultural Village
マレーシアの伝統や文化が体験できるカルチュラル・ビレッジです。さまざまなプログラムがあり、影絵ショー、バティック染め体験、伝統的な高床式住居での生活体験など、どれも興味深いものばかり。軽食の「ロティチャナイ」作りも体験できます。
        ※要事前申込み
        入場料
RM60
        (施設の見学、民族舞踊鑑賞、テ・タレ&ロティチャナイの試飲試食、バティックまたは石けん作り体験代金含む)
        ※バティックと石けん両方体験する場合はRM80
        開館時間
9:00-16:00
申込は電話かwebサイト内の「contact」からお申込下さい。

免税(デューティーフリー)地区Duty Free Area
国境に面したジョホールには免税区があります。ジョホール・バルからバタム島(インドネシア)などへ行く海の玄関口にある免税店で、お酒(1リットル未満)、チョコレート、タバコ(220g、もしくは200本)を免税で購入することが可能です。ショッピングモールとホテルも併設しています。なお、購入したものを未開封のままシンガポールなどの海外に持ち込まれる場合は、その国の免税対象の範囲に従うことになりますので、ご注意ください。
            ※免税エリアで購入され、未使用・未開封のタバコはシンガポール入国時課税対象となります。ジョホールバル滞在後シンガポールへ行かれる方はご注意ください。
            
          

ジョホールプレミアムアウトレットJohor Premium Outlets
シンガポールからも人が訪れるという人気のアウトレット。ファッション、靴、アクセサリー、コスメなどさまざまなショップがあり、通常価格の25~60%オフで商品が並んでいます。可愛いサンダルで有名なマレーシア発のブランド「Vincci(ヴィンチ)」、カラフルなデザインの「Padini(パディニ)」。また「上海灘」「アルマーニエクスチェンジ」「コーチ」「フェンディ」などの海外一流ブランドも多数。ジョホール・バル(セナイ)の空港地区にあります。
            ▸ ショップリスト
        アクセス方法
        ジョホールバル市内からはCauseway Link がシャトル(有料)で運行しています。
        営業時間
11:00-20:00

レゴランドマレーシアLegoland Malaysia
アジア初のレゴランド・リゾート。広大な敷地内には40以上のアトラクションやショーがあり、1日中遊べる施設です。とくに注目なのは、2500万個以上のレゴブロックを使って、マレーシアを象徴する建物「ペトロナスツインタワー」や「ピンクモスク」を約20分の1のサイズで正確に再現したコーナー。レゴで飾られたレゴランド・ホテルも人気です。
        アクセス方法
ジョホールバル市内から車
        営業時間
10:00-17:00/20:00
        ※終了時間は日付により異なる
        入場料
        RM140(12歳-59歳)RM110(3歳-11歳/60歳以上)
          

アルルミグ・スリ・ラジャカリアマン・グラス・テンプルArulmigu Sri Rajakaliamman Glass Temple
壁一面、ガラスの装飾で彩られた非常にめずらしいヒンドゥー寺院。大事なヒンドゥー教の祭事では、電飾がキラキラ輝く仕組みもあり、このインパクトのある装飾が世界中の信者を惹きつけています。最近は写真映えスポットとしても人気です。

コタイスカンダルKota Iskandar
2006年よりジョホール州で進められているイスカンダル計画。その一環でジョホールの州政府機能がジョホールバル市内から車で30分程のコタイスカンダルへ移管されました。現代イスラム建築ともいわれる州議事堂、州政府官庁の建築美が見どころです。
デサルコーストとその周辺

ジョホール州の東海岸、メルシン沖のデサル地区は東海岸特有の透明度の高い海が広がり、隠れた人気ビーチです。近年は4つのデラックス~ラグジュアリーホテル、2つのゴルフコース、ウォーターパークがオープンし、一大リゾート地区となりました。マリンスポーツやゴルフといったアクティビティをしたり、ラグジュアリーリゾートでゆっくり過ごしたりと様々な楽しみ方が可能です。デサルコースト内は無料のシャトルバスが運行されているので、各ホテル、スポットへのアクセスも便利です。
アクセス方法
          ●ジョホールバルから(陸路)
          ジョホールバル空港または市内中心部より車で約1時間
          ●シンガポールから(船)
          タナメラ港からデサルコーストへ直通のフェリーが週5便運航しています。所要時間90分。モンスーンの季節は海の状況で、タナメラ→タンジュン・ペンケリン(船)→デサルコースト(バス)になる場合があります。
          
          ▸ フェリースケジュール&チケット
          ▸ フェリーでの入国方法
          ※国境を超えますのでパスポート、入出国手続きが必要です。
      

デサルコースト・アドベンチャーウォーターパークDesaru Coast Adventure Waterpark
ハードロックホテルに隣接したウォーターパークで、世界最大級の波のプール、数種類のスライダー、小さなお子様向けのスライダーやジェットコースター等のアトラクションがあり、子供から大人まで楽しめます。
            営業時間
            10:00-18:00
            休業
            月曜(マレーシアのスクールホリデー時は毎日営業)

デサルコースト・リバーサイドDesaru Coast Riverside
ウォーターパークに隣接するレストラン&ショップエリア。カフェやレストラン、コンビニがあります。
※現在建設中/未オープン
        

ジ・エルスクラブThe Els Club
プロゴルファー、アーニー・エルスが設計したゴルフ場で、マレーシアではランカウイに続き2軒目。オーシャンコースとバレーコース各18コースあり、バレーコースは小さなグリーンと激しい起伏がありオーシャンコースより難易度が高くなっています。

デサル・フルーツファームDesaru Fruits Farm
デサルコーストから車で約15分。園内では様々な南国の果物が栽培されており、果物の説明を聞くツアー後は園内で採れた
                    フルーツを頂きます。
                カットフルーツセット
                RM25
                ランチ&フルーツセット
                RM50
            

ウォーター・アクティビティWater Activities
デサルコーストではジェットスキー、バナナボード、カヤック、サーフィン、ペダルボート、ウェイクボード、水上スキー等のアクティビティが楽しめます。
※種類によって料金は異なります。詳しくはビーチで確認してください。
            
デサルコーストのホテル
                ワン&オンリー
デサルコーストOne&Only Desaru Coast
                アナンタラ
デサルコーストAnantara Desaru Coast
                ウェスティン
デサルコーストWestin Desaru Coast
                ハードロックホテル
デサルコーストHard Rock Hotel Desaru Coast
ジョホールの歴史

16世紀初め、マラッカ王国最後の王、スルタン・ムハンマド・シャーは、この地にジョホールを建国。近隣の島々も支配下におき、ジョホール・リアウ帝国とよばれる大きな国を築きました。18世紀、オランダの攻撃などを受けながらも国は維持され、1866年、スルタン・アブ・バカールが王に即位します。政略にたけていたスルタン・アブ・バカールは、マレーシアの他の州が英国植民地になっていくなかでも独立を維持。ジョホール王国独自の経済開発をすすめ、発展を遂げました。そのためスルタン・アブ・バカールは「近代ジョホールの父」と呼ばれています。
陸路でシンガポールへ

マレー半島最南端の町ジョホール・バルは、お隣の国シンガポールとわずか1kmのコーズウェイ橋でつながっています。そのため、バス、タクシー、列車を使って、たった1時間程度で国境越えができます。日帰りでのシンガポール旅行を楽しむのもおすすめです。一般的なルートは、コーズウェイ橋を利用するもの。レゴランドなどに立ち寄る場合は、ジョホール州南西部にかかる橋「マレーシア・シンガポール・セカンドリンク」を利用しましょう。
●マレーシア、シンガポール国境越えについて
          ジョホール・バルとシンガポールをバスや車で移動する場合、通常は1時間程度で、コーズウェイ橋を渡り、出入国の手続きができます。
          ただし、混雑時は倍以上の時間がかかるので注意しましょう。通勤時間、週末、現地の休日前後はかなり渋滞します。
          イミグレーションは24時間オープン。
          なお、現在コーズウェイ橋は徒歩で渡ることはできません。
ジョホールバル→シンガポール
方法❶ バスで
            シンガポールへはバスが頻繁に運行していて便利です。乗車時間は30分から1時間程度。
            ・国境越えの方法は、まずはジョホールバルの出入国チェックポイント(CIQ)で手荷物をすべて持って下車。出国審査をうけます。ふたたびバスに乗車しシンガポールへ。
            ・ウッドランド(シンガポール)の出入国チェックポイント(CIQ)に着いたら、手荷物をすべて持って下車し入国審査、手荷物検査を受ければOKです。
            なお、シンガポール市内行きのバスに乗車している場合は、入国審査を受けたあと、ふたたび同じバスに乗車し、目的地まで行きます。
            ※レゴランド経由などで「マレーシア・シンガポール・セカンドリンク」橋を利用するバスの場合も同様。橋の両岸に出入国ポイントがあります。
            ▸ ジョホールバル⇔シンガポールのバス情報
            ▸ 陸路での出国方法
            
          
方法❷ 車・タクシーで
出国、入国の手続きはバスと同じですが、車専用のカウンターがあるので、下車せずに出入国の手続きができます。
方法❸ 電車で
            マレー鉄道はJBセントラル駅(電車コラムにリンク)が終着駅です。そのため、JBセントラルからシンガポールのウッドランドCIQ駅間はシャトル列車に乗り換えが必要です。シャトル列車の乗車時間は5分で、道路の渋滞やイミグレの混雑がなく、とても便利です。
              ▸ 詳しくはこちら
          
シンガポール→ジョホールバル
        すべての方法において、ジョホールバル→シンガポールと同様です。
            ●チャンギ空港→ジョホールバル
            チャンギ空港からジョホールバルまではバスが運行されております。
            ▸ シンガポール⇔ジョホールバルのバス情報
          
クロスボーダー(国境越え)タクシー
        タクシーで、ジョホール・バルとシンガポール間の移動が可能です。ただし、国境越えができるタクシーは「クロスボーダー・タクシー」のみ。どちらの国のタクシーかで、乗車、下車の場所に制約がありますので注意しましょう。
              ●マレーシア・クロスボーダータクシーを使う場合
              マレーシア内ではどこでも乗車可能ですが、シンガポール内の下車はバンサン通り(クイーンズ通り)のタクシー乗り場のみ。ほかの場所で下車したい場合は、ラーキン・タクシー乗り場で、シンガポールのクロスボーダータクシーに乗車しましょう。
              ラーキンタクシー&バスターミナル JBセントラルから車で約15分
              料金 RM80~ 
              ●シンガポール・クロスボーダータクシーを使う場合
              マレーシアのクロスボーダータクシーと制度は同じで、シンガポール内であれば、どこでも乗車、下車が可能です。マレーシア内での乗車、下車は、ジョホールのラーキン・タクシー&バスターミナルのみになります。
              バンサン通り乗り場 MRTブギス駅から徒歩約5分
              料金 S$48~
              ※リムジンタクシーを利用する場合は上記の限りではありません。
          


      
      
      
      
