マレーシア味めぐり 2009.Dec レマン マレーシアと日本、アジアならではの共通した食文化といえばお米です。そこで今回はマレーシアらしいお米を使った料理をご紹介します。
お祝いごとに欠かせないもち米料理
レマンLemangはマレー料理のひとつで、もち米を炊いて作る“おはぎ”状の料理です。特にお祝いの席に欠かせないメニューとして愛されており、マレー系住民は断食明けのハリラヤ・プアサや結婚式には必ずレマンを炊いてお祝いをします。作り方はというと、竹筒の内側にバナナの葉をはり、その中にもち米とココナツミルクを入れて直火で炊き上げます。ほんのり甘い香りが染み込んだレマンは、柔らかくもっちりとした食感が魅力。日本ではお正月にお餅を焼いて醤油につけて食べたりしますが、マレーシアではスパイシーな煮込み料理のレンダンとレマンを一緒に食べるのが定番です。同じアジアの米文化でも地域性のちがいがよく伝わってきます。
マレー文化が色濃く残る半島東海岸の田舎などをドライブしていると、道端で焚き火をしてレマンを売っている露店を見かけることもあります。また、都市部でもマレー料理のフードコートに行くと竹筒からはずしたレマンを切り売りしていることも。訪れた先でチャンスがあったら是非レマンを味わってみてください。