9月号特集 ストリート巡りも楽しい KL庶民派ショッピング

カラフルな生地に魅せられて
急速に変貌を遂げる大都会クアラルンプール。林立するビルの中にあって、今なお庶民に愛され続けるローカルショッピングエリアが、中心部を走るトゥンク・アブドゥル・ラーマン通り界隈です。エキゾチックな香りに誘われてぶらりと歩いてみませんか。

これぞ南国!の色彩が目を引く生地ストリートへ町歩きのスタートはLRTのBandaraya駅から。下車したらデパートの「そごう」を目印に大通りへと出ると、そこがクアラルンプール随一の生地ストリートとして知られるトゥンク・アブドゥル・ラーマン通りJalan Tuanku Abdul Rahmanです。ずらりと軒を連ねる専門店で扱っているのは、主にマレー系の人々が身につける民族衣装の生地。中には店頭でマイクを握ったスタッフが大音量でお客さんの呼び込みをしていて、その様子はさながら日本の家電量販店のよう。店内に足を踏み入れるとイタリア製シルクや、オーガンジー、繊細なカットワークが光るレースなど、お買い得品から高級素材まで膨大な量の生地がロール状に並べられています。女性用の生地はいかにも南国風の鮮やかな花柄が目を引き、渋い色使いを好む日本人との色彩感覚のちがいに驚かされることでしょう。生地は安いものなら1メートルあたりRM10(約270円)前後~、オーダーメイドで自分だけの衣装を仕立てることも可能です。お土産や旅の記念に購入してみてはいかがでしょう?
マレー系の人々の間には今でもオーダーメイドで自分の衣装を仕立てる習慣が残っており、近代化が進むクアラルンプールの中でもエキゾチックな文化に触れることができます。この時期はちょうど今月下旬にやってくるハリラヤ・プアサ(断食明けの大祭)のために新調する人で一層の賑わいを見せています。

カラフルな女性用の生地

大通り沿いに専門店が並ぶ