マレーシア味めぐり 体にやさしい擂茶(るいちゃ)

スパイシーな料理に疲れた時におすすめするのが、これ。中国から伝わった擂茶はあっさりした味付けで日本のお茶漬けによく似たヘルシー料理です。“擂(す)る”という文字にもちゃんと意味があるんですよ。
三国時代の知恵がルーツの健康食

<上>野菜をトッピングしたご飯に擂茶をかけて召し上がれ <下>苦そうに見えて意外とあっさりしている

擂茶とは緑茶、米、生姜、を文字通り「擂(す)る」ことでスープ状にしたもので、主に中国南部の客家からアジア各地へと伝わった健康食です。その歴史は古く三国時代まで遡ると言われ、疫病に悩んでいた劉備の兵に擂茶を食べさせたところ、みるみる回復したというエピソードがルーツなのだとか。このことから手軽に栄養補給ができるとして珍重され、客家の人々の定番料理となり、彼らが海を渡るようになるとアジア各地へと広がったといわれます。
食べ方は日本のお茶漬けとよく似ていて、ご飯に刻んだ野菜をトッピングして、その上に擂茶をかけます。あっさりした味付けながらコクがあり、さらっと胃に入るヘルシーさは日本人の口にもぴったり。客家料理店のほか屋台で出されていることもあります。オイリーで香辛料を多用するマレーシアの料理に疲れたら、ぜひ擂茶でリセットしてみてください。

【Data】 クアラルンプール市内で擂茶が味わえるレストランです。
河婆店 Hor Poh Kitchen
[住]148 Jalan Changkat Thambi Dollah Off Jalan Pudu, 55100 Kuala Lumpur
[Tel](03) 2145-2232