Tourism Malaysia Monthly Web Magazine M-style マレーシアの旬な情報や旅の魅力をお届けする月刊ウェブ・マガジン“M-style”
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特集:恵みの大地と生きる ボルネオ先住民ワールド
1. 先住民族ってどんな人?
2. カルチャー体験はココで
3. 街角で見つけたアートたち
4. 個性派バティックを求めて
5. 伝統療法で癒すスパ
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マレーシアに暮らす人々はマレー系、中国系、インド系と呼ばれるけれど、
結局みんなマレーシア国籍なの?ルーツの中国やインドとは何かちがうの?
今回はそんな素朴な疑問にお答えする基礎知識編です。

当たり前ながらマレーシアとは国の名前、そしてこの地に元来暮らしていた人々がマレー人や先住民族です。マレー人とは、マレー語を話し、イスラム教を信仰し、マレー式の生活慣習にもとづいて暮らす人々、この国の人口の過半数にあたる人々のことです。半島東海岸はマレー文化のルーツとも言われますが、伝統的な農村や漁村の風景、ワヤン・クリット(影絵)や伝統楽器などの文化などがそうです。例えば、マレー料理といったらナシ・ルマッやレンダンなど、マレー人が普段口にする料理を指すので、マレーシア料理と呼ぶと意味合いが異なってきます。一方で、国語であるマレー語は今年になってマレーシア語と改められました。これはマレー人だけの言葉に聞こえてしまうのを避け、国民みんなの言葉だという意識を高めるためだそうです。

 
 

現在のマレーシアを形成する中国系住民やインド系住民の多くが移民してきたのは19世紀末から、つまり100年以上も前のこと。今では3世、4世の代にあたり、文化的には祖国の影響が色濃く残っていてもマレーシア人には変わりありません。例えば中国系マレーシア人の場合、通っていた学校や家庭環境によっては中国語はまったく分からない、あるいは、読めるけど話せない(その逆も)といった人も珍しくありません。彼らはマレーシアで暮らす中国人(=華僑)とは大きく異なるのです。逆に長い間祖国から離れたために、古い伝統が忠実に受け継がれてきたケースもあります。インド系のお祭りタイプーサムでは、体中に針や串を刺して痛みに耐えるのですが、これは本場インドでも今や禁止されているほど。最近ではマレーシアを訪れるインド人観光客も増えていますが、果たして彼らにはどう映るのでしょう。
マレーシアとは一口で言い表すことが難しい国。それゆえに印象が薄いという声もありますが、探ってゆくほどに興味深い社会の姿があるようです。



●Malaysia web magazineについて●Malaysia web magazine「m-style」は、マレーシアの旬な情報や旅の魅力をお届けするページです。(毎月1回更新)掲載されているデータは2007年10月20日現在のものです。