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マレーシアを代表する特産品といえば錫(すず)を原料とするピューター製品です。
今でこそインテリアやキッチンウェアとして販売されていますが、
その歴史は現在のマレーシアと密接に結びついています。 |
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ピューターとは錫(すず)に少量の銅とアンチモンを混ぜ合わせた合金です。錆びにくく保冷効果が高いという特徴があり、お土産店ではビールジョッキやワインの注ぎ口用のキャップなどキッチン雑貨としても人気を集めています。このように現在ではすっかり生活シーンに溶け込んでいるピューターですが、その歴史はマレーシアが現在の多民族社会を形成しながら成長を遂げた軌跡と切っても切れない存在です。
時代は遡ってイギリス統治下の19世紀半ば、クアラルンプールを取り囲む今のセランゴール州に錫の大鉱脈が発見されたところから歴史は始まります。錆びない、柔らかく溶接に適している、保冷性に優れることから、既に産業革命によって工業大国となっていた宗主国イギリスはもとより西洋諸国からの需要を受けてピューター産業は飛躍的に拡大します。同時に大量の中国人が労働者としてマレーシアに渡ってきました。旅行者にもおなじみの名物「バクテー(肉骨茶)」は当時の中国人労働者が手っ取り早く力をつける朝ご飯として普及した名残です。
ピューターの歴史に触れるなら最大メーカーであるロイヤル・セランゴール・ピューターのビジターセンターへ出かけてみましょう。錫を取り出す露天掘りの様子や製品の歴史がわかる展示コーナーのほか、工場見学では製造過程を分かりやすく紹介しており体験コーナーもあります。ショールームには定番ラインから洗練された最新作まで幅広いラインナップが揃っています。ファミリー旅行や修学旅行からの評価も高いビジターセンターで、楽しみながらマレーシアの歴史に触れてみてください。
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■Data■
Royal Selangor Visitor Centre
<住所>4 Jalan Usahawan 6, Sepatak Jaya, 53300 Kuala Lumpur <Tel>03-4145-6122
<開館>毎日9:00〜17:00(土曜は16:30) <料金>無料 |
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