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古都マラッカに根付くアートの心
〜タム・シュウ・インさん〜
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人物インタビュー
古都マラッカに根付くアートの心 〜タム・シュウ・インさん〜
ノスタルジックな空気に包まれたマラッカでアートギャラリーを営むタムさんは、海外へも活動の場を広げる画家。ご家族と共に手をかけて改築したショップハウスのギャラリーへお邪魔してきました。
ハゼリ・ハナピ(Hazelli Hanapi) Profile
Tham Siew Inn(タム・シュウ・イン)
1946年クアラルンプール生まれ。マレーシアの水彩画協会の設立にも寄与し、アジア各地の文化芸術活動にも従事。これまで4大陸40カ国以上を巡り数々の水彩画を描き続けている。

Interview
古いショップハウスを改築したギャラリーパンコール島の漁村を描いた
『Five Boat』-1990-
ギャラリー内の椅子とテーブルは
古木からの手作り作品
歴史の重みを感じるオランダ時代からの町並み

Q: マラッカへ移住されたのはなぜですか?
A: この町は古い歴史があり、伝統的なショップハウスが建ち並んでいます。そうした環境はアーティストにとって大変魅力的です。私はかねてからマラッカに居を構えて自身のアート空間を持ちたいと望んでおりましたところ、現在の物件が見つかり、ちょうど息子たちも同様に絵画やビジュアルの勉強を積んだところでしたので、全員でこの町に移り住むことにしたのです。

Q: 今から30年も前に世界一周旅行に出られたそうですが?
A: ええ、マレーシアを発って日本を経由し北米、南米へと渡りぐるっと世界を一周しましたよ。かけた年月は2年強に渡ります。当時は今ほど世界が身近ではありませんでしたから様々な発見がありましたね。ギャラリーには当時描いた作品や旅先での写真なども飾っていますから気軽に立ち寄っていただきたいですね。

Q: 奥様と出会われたのは日本だったそうですね?
A: はい、まさにその世界一周旅行のはじめに滞在した東京でした。妻の父は日本人で、彼女は東京の大学に在学中でした。私はその先2年ほどずっと世界を巡っていましたから出逢ってすぐ結婚したわけではありませんが、何かご縁があったのでしょうね。

Q: ショップハウスは全てご自身で改築なさったのですか?
A: はい、それはもう大変でしたが自分たちのアイデアで家屋が再生されていくのは楽しいものです。ギャラリーに置かれたテーブルや椅子は使わない木材を集めて再利用したものなんですよ。どんなものでも大切に使えば味がありますね。

Q: 最後に日本の皆さんへ一言お願いします。
A: マラッカは情緒があって、ゆっくり歩くといい町です。私達はそうした時間の流れを楽しんでいます。日本の皆さんにも是非この町の魅力に触れていただければ嬉しいです。妻は日本語を話しますから、ぜひ気軽にお立ち寄りください。

ありがとうございました。
ご家族でマラッカの穏やかな生活を楽しまれているタムさん一家。先月登場いただいた島田歌穂さんもこの町が大好きと仰っていたように、趣ある町並みも、東洋と西洋が交わるエキゾチックな空気も、そしてゆったり過ごすマラッカの人々との出会いが私たちを惹きつけるのかもしれません。タムさんのギャラリーはババ・ニョニャ・ヘリテージの向かいの並びにありますので、観光の際に立ち寄ると便利です。


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Malaysia web magazine「m-style」は、マレーシアの旬な情報や旅の魅力をお届けするページです。(毎月1回更新)
掲載されているデータは2006年10月20日現在のものです。