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人物インタビュー
酒井和枝さん 〜サラワクの自然と人々に見守られて30年〜

雄大で神秘的な大自然が広がるサラワク州、そして歴史と文化に彩られた州都クチン。この地で暮らして30年、エコツーリズムを中心とした観光事業を通じ、自然と人とを結ぶ日々を送る「サラワクの母」こと酒井さんにその魅力を伺いました。

Profile
酒井和枝(さかい・かずえ)
サラワク州クチン市在住。インサー・ツアーズ&トラベル代表。「大自然と文化と冒険心」をモットーに魅力あるツアーを主催。現在では学校交流やホームステイ、植林事業やTV等のコーディネートも手がけるなど多岐にわたる活動を行っている。
インサー・ツアーズ&
トラベル ホームページ:
www.insar.com

Interview

Q:サラワク滞在の中で印象深い思い出についてお聞かせください。
A:20年も前の昔話になりますが、生まれて初めて世界最大の花ラフレシアを見たときの感動は今でも忘れられません。現在なら整備された道路でクチンから1時間半の距離を、がたぼこ道とフェリーを乗りつぎながら4時間かけグヌンガディン国立公園へ。やっとの事で”幻の花”が見えるとワクワク気分で登ること1時間。次第に“ハ-ハー”と息も切れ「まだ・・まだ?」と発しながら登り進むと、突然大きな石の下の方に直系90センチほどある真っ赤なラフレシアを発見!赤い花というよりは・・生き物みたいな花を見て“すごい!”と感動しました。現在は仕事上よく見学しますが、ラフレシアの魅力はきっと”花”のイメージというより”静かに停止している真っ赤な動物”のような姿にあるようです。

Q:“クチン”とはマレー語で猫という意味だそうですが。
A:はい。それにちなんで毎年8月に「猫祭り」が開催されていますが、実はこれ、日本の方々の協力も大きく関係しているんです。猫祭りのきっかけは1990年、南北クチン市合同イベントが計画されたことを聞き、直感で“猫の街”をアピールすることを提案。その第一号となる市民パレードに猫の仮装行列を発案したのですが、気乗りしない主催者から「じゃ、酒井さんにお願いしますよ」と・・・。そこで日本の猫愛好協会を通じて日本人参加者を募り、市民から珍しい目で見られながらも猫のメイクやドレス、浴衣姿で歩いたのが始まりです。その後も日本からの参加は続き、猫仮装パレードは今や8月第一土曜の夜に行われる市民パレードの目玉として定着しています。

Q:長年クチンで暮らして思うこと、今後の夢は何ですか?
A:これまで私を見守ってくれたサラワク州の人達と共にこの大自然を守るためのボランテア植林を、今まで知り合った多くの日本人とサラワクの人達の掛け橋として観光業を通じて行っていきたと思っています。また、それがゆっくりと確実にそして着実に、地に植えた木のように根をつけ育ってくれるのを見続けてゆくことが私の夢です。

Q:最後に日本の旅行者の皆さんにメッセージをお願いします。
A:サラワク州はまだ知名度は低いですが、一度訪れると「もう一度のんびりしに行きたいなァ〜」と思わせる場所。ゆったりとした川と雄大な大自然の中で、ぶらり〜ぶらり〜と古い歴史的街をお散歩に来てください。歩き疲れたら名物の”サラワク ラクサ”を一杯食べましょう〜。

ありがとうございました。
酒井さんがおっしゃるように、サラワクは雄大な自然に囲まれた個性豊かなエリアで、情緒あるクチンの街並みにはどこかホッとさせられます。クアラルンプールからクチンへは1時間40分のフライトが毎日多数就航。サラワクのエリア情報はこちら

 

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Malaysia web magazine「m-style」は、マレーシアの旬な情報や旅の魅力をお届けするページです。(毎月1回更新)
掲載されているデータは2006年1月20日現在のものです。
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